top of page

排水処理のお困りごとを診断・解決致します。
お気軽に
お問い合わせ下さい。

糸状性バルキング


糸状性バルキングとは、糸状菌(糸状性細菌)の異常増殖を原因とするバルキングのことである。


汚泥沈降性悪化時に活性汚泥を顕微鏡観察し、糸状菌が多く観察されれる場合は、糸状性バルキングと判断される。

フロックを形成しない糸状菌の影響で周囲の水への抵抗は増加し、汚泥の沈降性は悪化する。


対症療法としては、汚泥沈降剤が有効である場合が多い。

関連記事

すべて表示

バルキング

バルキングとは、活性汚泥の凝集性、沈降性(SVI)が悪化する現象である。膨化とも呼ばれる。 バルキング状態の活性汚泥では、SVIは200ml/g以上になる。沈殿槽の汚泥界面は上昇し、処理水量が限界以上に増加すれば、活性汚泥が沈殿槽から流出(キャリーオーバー)する。...

汚泥沈降剤(バルキング防止剤)

活性汚泥の沈降性を改善できる薬剤として、汚泥沈降剤がある。沈降促進剤や、バルキング抑制剤などの名称で水処理薬剤メーカー各社より販売されている。 汚泥沈降剤は、バルキング状態の活性汚泥に添加することで、沈降性(SV、SVI)を改善し、沈殿槽からの汚泥越流(キャリーオーバー)を...

糸状菌

糸状の細菌を排水処理分野では糸状菌、または糸状性細菌という。活性汚泥中に糸状菌が異常増殖すると、沈降性が悪化する。そのような状態を糸状性バルキングという。 糸状菌発生の原因には、 ・栄養塩(窒素、りん)不足 ・微量元素不足 ・油分の大量流入 ・DO(溶存酸素)不足 ・過負荷...

本用語集に関する疑問点など、お気軽にお問い合わせ下さい。
 

bottom of page