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塩濃度

特に石油化学系の排水には、高濃度の塩(塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化カリウム等)が含まれていることがしばしばある。


塩濃度が1%程度までの排水は、馴養によって一般的な活性汚泥での処理が可能である。有機物の分解自体は、塩濃度が3%程度まで問題ない場合も多い。


塩による処理性悪化傾向や、高塩濃度への馴養の可能性は、段階的に塩濃度を変化させて実施する活性汚泥呼吸阻害試験により確認可能である。


塩濃度が増加するに従い、沈降性悪化や、処理水のCODMn増加などの可能性も考えられる。連続試験による確認が望ましい。


高塩濃度に馴養された活性汚泥も「塩濃度の変化」には弱いので、注意が必要である。海水魚を淡水に入れると、大きなショックを受けるのと同様に、高塩濃度で馴養された活性汚泥も低塩濃度にすると、塩濃度の変化(浸透圧の変化)による阻害を受け、処理性が低下する。

従って、高塩濃の排水処理設備を休転中に、工水を流し続ける(槽内が淡水に入れ替わる)ような運転は、避けたほうが良い。


なお、塩自体を活性汚泥で除去することは出来ない。原水中の塩は、活性汚泥中の菌体成分としてわずかに取り込まれるが、それ以外は、そのまま処理水に排出される。

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