馴養とは、活性汚泥が、
・処理(生分解)出来なかった排水、有機物を処理出来るようになる。
・阻害物質に耐性を持つ。
・高負荷を処理出来るようにになる。
ことである。
読み方は「じゅんよう」である。馴致(じゅんち)、順応、順化ともいわれる。
馴養は、活性汚泥が連続して対象の物質、排水に晒され、その結果、活性汚泥の菌叢(細菌類の組成)が変化することで、可能となる。
例えば、酢酸に対して馴養される場合は、活性汚泥中の「酢酸を分解可能な細菌」や、「酢酸に耐性を持つ菌」の割合が増加する。
「処理(生分解)出来なかった排水、化学物質を処理出来るようになること」
例えば、ある有機物の長期間BODを測定した結果、BOD5が低くても、BOD20が高い場合、馴養によって、活性汚泥が処理出来るようになる可能性が高い。
「阻害物質に耐性を持つこと」
については、「活性汚泥呼吸阻害試験」「連続試験」により検討可能である。
「高負荷が処理できるようになること」
Comentarios