分散増殖過負荷時に、活性汚泥がフロックを形成しない状況を分散増殖という。分散増殖時は、活性汚泥はフロックを形成しない分散菌や、50μm程度以下の小型フロックばかりとなる。処理水は濁り、透視度は低下する。
過負荷過負荷とは、活性汚泥の能力を超える負荷(排水)が流入することである。過負荷の状態では、処理性(BOD、COD Mn、SSなど)や活性汚泥の沈降性(SV、SVI)が悪化する。 ろ過後(SS除去後)処理水のBODが高い(数10mg/L)場合は、過負荷と判断される。...
分散型バルキングフロックが小型化、分散化したり、フロックを形成しない分散菌が増加するタイプのバルキングを、分散型バルキングという。フロックの小型化、分散化により、汚泥沈降性(SV、SVI)は悪化し、沈殿槽の汚泥界面は上昇する。 また、微細なフロック、分散菌は沈殿槽で全く重力濃縮されないため...
分散菌活性汚泥中でフロックを形成せず、単独で浮遊している細菌を分散菌という。 過負荷(高負荷)、または低負荷時に発生しやすい。 フロックを形成せず、サイズが小さいため、沈降性が非常に悪い。従って、分散菌が増えると、処理水のSSは増加し、透視度は低下する。...
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