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分散菌

活性汚泥中でフロックを形成せず、単独で浮遊している細菌を分散菌という。

過負荷(高負荷)、または低負荷時に発生しやすい。

フロックを形成せず、サイズが小さいため、沈降性が非常に悪い。従って、分散菌が増えると、処理水のSSは増加し、透視度は低下する。

分散菌が発生していても、通常のサイズのフロックは沈降するため、沈殿槽界面は低い位置にある場合も多い。

分散菌は、高分子を主成分とした汚泥沈降剤で低減できる場合も多い。汚泥沈降剤メーカーに選定を依頼すると良い。

過負荷型の分散菌は、有機物処理能力が高く、また、増殖速度も速い。そのような分散菌の特性を利用した排水処理設備(フロー)も開発されている。

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