分散菌活性汚泥中でフロックを形成せず、単独で浮遊している細菌を分散菌という。過負荷(高負荷)、または低負荷時に発生しやすい。フロックを形成せず、サイズが小さいため、沈降性が非常に悪い。従って、分散菌が増えると、処理水のSSは増加し、透視度は低下する。分散菌が発生していても、通常のサイズのフロックは沈降するため、沈殿槽界面は低い位置にある場合も多い。分散菌は、高分子を主成分とした汚泥沈降剤で低減できる場合も多い。汚泥沈降剤メーカーに選定を依頼すると良い。過負荷型の分散菌は、有機物処理能力が高く、また、増殖速度も速い。そのような分散菌の特性を利用した排水処理設備(フロー)も開発されている。
活性汚泥中でフロックを形成せず、単独で浮遊している細菌を分散菌という。過負荷(高負荷)、または低負荷時に発生しやすい。フロックを形成せず、サイズが小さいため、沈降性が非常に悪い。従って、分散菌が増えると、処理水のSSは増加し、透視度は低下する。分散菌が発生していても、通常のサイズのフロックは沈降するため、沈殿槽界面は低い位置にある場合も多い。分散菌は、高分子を主成分とした汚泥沈降剤で低減できる場合も多い。汚泥沈降剤メーカーに選定を依頼すると良い。過負荷型の分散菌は、有機物処理能力が高く、また、増殖速度も速い。そのような分散菌の特性を利用した排水処理設備(フロー)も開発されている。
過負荷過負荷とは、活性汚泥の能力を超える負荷(排水)が流入することである。過負荷の状態では、処理性(BOD、COD Mn、SSなど)や活性汚泥の沈降性(SV、SVI)が悪化する。 ろ過後(SS除去後)処理水のBODが高い(数10mg/L)場合は、過負荷と判断される。...
低負荷(障害)排水処理設備本来の能力以下の負荷(排水)が続き、活性汚泥が不調となること。 フロックの性状は悪化し、処理水にSSが混入するようになる。また、活性汚泥の排水処理能力も低下する 低負荷が続くのであれば問題はにはならないが、低負荷が継続し、活性汚泥の能力が低下した状態で通常時の負...
分散型バルキングフロックが小型化、分散化したり、フロックを形成しない分散菌が増加するタイプのバルキングを、分散型バルキングという。フロックの小型化、分散化により、汚泥沈降性(SV、SVI)は悪化し、沈殿槽の汚泥界面は上昇する。 また、微細なフロック、分散菌は沈殿槽で全く重力濃縮されないため...
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