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有機態窒素

窒素成分のうち、有機物に由来するものを有機態窒素という。タンパク質やアミノ酸、その他各種有機化合物に含まれている窒素成分が、有機態窒素にあたる。有機態窒素と無機態窒素の合計が、全窒素となる。


なお、難分解性有機物由来の有機態窒素を、活性汚泥中の細菌は利用することが出来ない。(難分解性有機物由来の有機態窒素は、生物学的利用能が低い。)

従って、原水に全窒素が多くても、それが難分解性有機物由来の有機態窒素であれば、活性汚泥は窒素不足となり、処理性は悪化する。


処理水の無機態窒素を測定し、0mg/L程度の値が何日も続く場合は、活性汚泥は窒素不足(窒素飢餓)となっている可能性が高い。窒素不足の場合は、窒素が主体の栄養剤を添加すると良い。処理水中の無機態窒素は、水質検査試験紙でも測定可能である。

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