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酸素溶解効率

曝気したエアー中の酸素が、曝気液に取り込まれる割合のこと。

酸素溶解効率が低下し、必要な酸素量が曝気液に供給出来なくなると、酸素不足による弊害が出る。


他の条件が同じであれば、曝気した泡のサイズが小さいほど、酸素溶解効率は増加する。


排水処理設備で発生する電気代の大半は、曝気ブロワによるものである。酸素溶解効率を高く出来れば、大幅な省エネが達成できる。


酸素溶解効率低下の原因としては、

散気管の能力低下(気泡の粗大化)、破損。

・曝気槽の温度上昇。

MLSS増加等による、曝気液の粘度上昇。その結果による、気泡粗大化。

・界面活性剤(消泡剤など)流入による、気泡粗大化。

塩濃度の増加。

などある。

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