蒸気活性汚泥の低温対策として、蒸気投入は広く行われている。特に、硝化能力不足や、油分対策として、蒸気による温度上昇の効果は大きい。蒸気は、曝気槽内の活性汚泥、または調整槽内の原水に対して投入される。ただし、蒸気に直接触れた活性汚泥中の菌は、高温にさらされるため、一定割合が死滅する。従って、硝化菌のように増殖速度が遅い菌では、蒸気接触による死滅量が、増殖量を上回ることがある。そのような場合は、曝気槽ではなく、調整槽内の原水に対して蒸気を投入したほうが良い。蒸気投入により燃料コストは増加する。流入負荷に対する最適温度を連続試験などで確認することで、蒸気量は最適化可能である。
活性汚泥の低温対策として、蒸気投入は広く行われている。特に、硝化能力不足や、油分対策として、蒸気による温度上昇の効果は大きい。蒸気は、曝気槽内の活性汚泥、または調整槽内の原水に対して投入される。ただし、蒸気に直接触れた活性汚泥中の菌は、高温にさらされるため、一定割合が死滅する。従って、硝化菌のように増殖速度が遅い菌では、蒸気接触による死滅量が、増殖量を上回ることがある。そのような場合は、曝気槽ではなく、調整槽内の原水に対して蒸気を投入したほうが良い。蒸気投入により燃料コストは増加する。流入負荷に対する最適温度を連続試験などで確認することで、蒸気量は最適化可能である。
硝化菌(硝化細菌)硝化菌とは、アンモニアを硝酸まで酸化(硝化)する細菌の総称である。硝化細菌とも呼ばれる。 硝化菌は、アンモニアを亜硝酸に酸化する亜硝酸菌(アンモニア酸化菌)と、亜硝酸を硝酸に酸化する硝酸菌(亜硝酸酸化菌)からなる。 代表的な亜硝酸菌としてNitrosomonas属、亜硝酸菌...
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