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微量元素

生物に必須の元素うち、生体内の濃度が比較的少ない元素のことを微量元素という。代表的な微量元素としては、亜鉛、マンガン、モリブデンがある。


他の生物と同様に、活性汚泥中の微生物にとっても、微量元素は必須である。微量元素が不足すると、活性汚泥にも様々な障害が出る。


公共下水では、多種多様な排水が流入しているため、微量元素が不足することはない。一方、石油化学系や、電子材料系の工場排水では、排水中の微量元素が非常に少ない場合があり、生物処理に各種不具合が出ることがある。


嫌気生物処理では、排水中の微量元素が不溶化しているため、生物学的利用能が低下している場合が多い。その結果、微量元素を嫌気細菌が利用できなくなり、結果として、微量元素不足となることがある。微量元素不足解消のため、微量元素主体の栄養剤が添加されることが多い。

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