石油・化学系工場の排水処理設備では、有機溶媒(有機溶剤)を活性汚泥処理することも、一般的である。
活性汚泥による生物処理が可能な有機溶媒としては、
・アセトン
・酢酸
・DMSO(ジメチルスルホキシド)
・DMAC(ジメチルアセトアミド)
・NMP(N-メチルピロリドン)
などがある。
有機溶媒は活性汚泥に対する阻害物質であることも多い。既存排水処理設備に有機溶媒が流入する場合は、活性汚泥呼吸阻害試験などによるリスク確認が望ましい。阻害性が高くても、生分解性が高いため、問題なく処理できる有機溶媒も多い。
有機溶媒の生分解性や阻害性はSDSに記述されている場合もある。
対象の有機溶媒を処理した経験のある水処理装置メーカー、メンテナンス会社などに相談すると、各種ノウハウを入手可能である。
【参考】
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