DMSOは有機溶媒として、幅広く用いられている。正式名称は、ジメチルスルホキシド。化学式はC2H6OSで、硫黄を含む。
活性汚泥による生物処理の観点からは、
・生物処理(生分解)可能。
・生物処理後に硫酸を生成し、pHが急激に低下。
・硫酸根の影響で、生物処理後の余剰汚泥も、臭気を発生しやすい。(硫化水素、メチルメルカプタン等)
等の特徴がある。
BOD/CODCr比は低く、また、SDSにも難分解性である記述がある場合が多く、生物処理は不可能と考えられがちである。しかし、pH低下対策や臭気対策など、適切な運転管理を行えば生物処理可能である。
生物処理実施の際は、分解度試験や、活性汚泥呼吸阻害試験により、生物処理可能な量、濃度を事前に把握することが望ましい。
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