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PEG

ポリエチレングリコール(polyethylene glycol)の略称がPEG。化学工場の排水で流入する可能性のある高分子である。


一般的にPEGは、活性汚泥への阻害性は比較的低いが、難分解性であるものが多い。また、汚泥の沈降性に影響を与えることもある。


分子量により、PEGの生分解性は大きく異る。分子量2000程度までは、生物処理可能である場合が多い。分子量が大きくなるにつれて、生分解性は低下する。オゾン処理によって部分的に酸化分解することで、その後の生物処理性が向上する場合もある。


既設の排水処理設備での処理可能性は、分解度試験連続試験により確認可能である。

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