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界面活性剤

排水には、界面活性剤が含まれていることがしばしばある。


界面活性剤によっては、生物処理施設に混入することにより、

・曝気液、処理水の発泡

・処理性の低下(未処理の界面活性剤により、処理水BODCODMnの悪化)

・汚泥性状、沈降性(SVSVI)の悪化

酸素溶解効率の低下

などの悪影響が出る。


一方、界面活性剤には生分解性が高いものも多く、曝気槽内で速やかに分解されれば、上記の弊害が発生することはない。従って、界面活性剤による弊害の調査には、生分解性試験が有効である。


また、生分解性の低い界面活性剤でも、オゾンによる前処理等で、生分解性が向上する場合がある。


界面活性剤により生じている問題が発泡のみの場合は、適切な消泡剤を添加することで、解決する場合も多い。

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