アンモニア態窒素1mg/Lは、計算上最大4.6mg/LのN-BODとなる。
亜硝酸態窒素1mg/Lは、計算上最大1.1mg/LのN-BODとなる。
有機物の処理は問題ない(処理水のTOCは低い)のに、BODが高い場合は、N-BODが原因の可能性が高い。分析機関にN-BODや、アンモニア態窒素、亜硝酸態窒素の測定を依頼すると良い。
処理水のN-BOD低減のためには、
・排水の窒素分低減(栄養剤減量などにより可能であれば)
・硝化促進運転(アンモニア態窒素、亜硝酸態窒素が減るため)
・処理水のSS低減(BOD測定時に硝化菌が減るため)
が有効である。
なお、これ以上酸化されない硝酸態窒素は、N-BODにはならない。
また、亜硝酸態窒素はCODMnとしても検出されるため、注意が必要である。
なお、有機物のみによるBODは、C-BODと言う。
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